アメリカに住んでいると、毎日のようにリセッションやらダウ下落、住宅バブルの崩壊の報道をテレビで目にします。以前では、ローカルニュースではそういったことを報道することなんてほとんどなかったのですが、今はニュース専門チャンネル以外でもよく見かけるようになりました。国民にも直接影響が及んできている証拠でしょう。さしあたり、給料が減るわけでもないので、直接的な影響はほとんど受けていないのですが、唯一大きく影響を受けているものが、貯蓄です。
窓口銀行より高い金利が売りのオンライン銀行でsaving account(日本でいう定期預金みたいなものだが、出し入れ自由なcomplete savingなどもある)をつくり預金すると、FBRが利下げを行う前までは、5.25%という高い金利が得られていたんですが、今は高いところでも3%ちょっと。ほとんどの銀行は2%程度です。E*tradeとEmigrantDirectというオンライン銀行は金利が他の銀行より高かったので、アカウントを作り預金していたのですが、それでも現時点で3.45%と2.75%です。たぶん、先週の利下げを受けて来週か来月にはもっと下がるでしょう。
以前は、$10,000預けると、年間$500以上稼げたのが、今はその半額。 日本と比べれば、まだまだ5倍以上もの金利があるからいいじゃないかと、思うでしょうが、これからは日本が経験した90年代のつらさを味わわなければなりません。その反面、住宅バブルがはじけたことで、今後数年のうちに少なくとも以前よりは住宅価格が安くなり、カリフォルニアなどでは住みやすくなると期待しています。今すんでいるところは、さほど住宅価格の急騰は起きていないし、安くアパートを借りることができるので、影響はほとんどないです。
そうそう、もう一つ影響を受けているものがありました。ガソリン価格です。投機による結果が大きいですが、ドルの下落によって拍車がかかっているのも事実です。今は、1ガロン(3.785リットル)あたり、住んでいる地域では$3.20くらいです。昨年はたまに3ドル台に乗ることもありましたが、平均は2ドル台だったのに比べると、今年は3ドル台が平均価格になりそうです。日本円に換算すれば、まだ1Lあたり80円台の価格にあたるので安いんですが、公共機関が発達していないアメリカ社会では、その影響は大きいです。
我々の世代(30代)では、不況、就職難を経験し、景気は悪い時もいいときもあるという認識はかなり普通に持っていると思うんですが、アメリカ人の同世代か若い世代は大きな不景気を経験せずに育ってきているので、ショックは大きいでしょう。銀行や証券会社が倒産、身売りするなんてことも想像できなかったでしょう。ただ、80年代の不況を知っている40,50代の人たちが、現在の経済の中心を担っているので、その経験を生かし早くこの危機を乗り越えてもらいたいものです。
その名も、NoteBook